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ごあいさつ

日本における柿の歴史はとても古く縄文時代や弥生時代の遺跡から種が出土されています。

古文書の「古事記」や「日本書紀」からは地名、人名に柿が記されていることから奈良時代には一般に流通していたといわれています。

16世紀に入ってからはポルトガル人によって日本の柿は欧州に渡り、その後欧米大陸にも広まりました。柿の学名も「Diospyros Kaki」(=神様の食べ物)というように日本語の呼称がそのまま使用されており、海外の一般市場では「Persimmon」よりも「Kaki」という名称で親しまれているようです。

現在 日本では約1000種の品種があり、大別して渋柿と甘柿に分けられます。甘柿は鎌倉時代に渋柿の突然変異で生まれた日本固有の品種であります。その中でも甘柿の代表格といわれる「富有」は国内の柿の生産量の半数以上を占めております。発祥は岐阜県瑞穂市で1890年代(明治30年代)に命名され、今でも瑞穂市に原木が保存され記念碑が建てられています。

 

昔から「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがありますが、その言葉どおり柿には様々な栄養成分が豊富に含まれております。

  •  ビタミンB1 : 糖質代謝の促進、疲労回復

  •  ビタミンB2 : 脂質代謝促進、ニキビ予防、口内炎予防

  •  ビタミンC : 風邪予防、美肌効果、疲労回復、高血圧予防

  •  カリウム :  便秘予防、血圧降下作用、むくみ予防

  •  βカロチン : 動脈硬化予防、発ガン抑制

  •  タンニン : 二日酔い改善、高血圧予防、口臭対策

  •  食物繊維 : 便秘改善、血糖値改善、コレステロール改善、肥満予防

特にビタミンCは日本人が摂取する果物の中でトップクラスで中ぐらいの柿(150g)でミカンの約2倍、レモンの約5倍もの含有量です。

そして注目成分のタンニンはアルコールを分解する作用や血圧の上昇を抑える効果があり、さらに最近の研究では口臭や体臭といった臭いの抑制にも効果があることが確認されております

 

 

このように健康面、美容面など多様にわたって利点のある柿ですが、特有の渋みと収穫から時間が経つと黒く変色してしまうといった欠点があり飲料化から敬遠されてきました。

その欠点を弊社は長年の試行錯誤の結果、あみ出した独自製法(特許出願中)によって解決し、柿自体が持つ効能を消すことなく飲みやすい清涼飲料水を作り上げることに成功いたしました。

原材料には岐阜県産「富有」を贅沢に使用しております。

昭和59年発売当初から現在に至るまで新聞、雑誌、TVなど多くのメディアに紹介され、おかげさまで三十余年のロングセラーを続ける人気商品へと成長いたしました。

昨今では食品加工業界からの要望を受け、原料であるピューレも販売し、様々な和洋菓子類に使用されて好評を得ております。

 

 

合名会社 木本商会
代表  木本久夫
 
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